芸術家が革命的な運動を起こしたSurrealisme とは。


近代美術の崇高な思想。

Surrealismeというのは
ダリやキリコ、マグリット等が有名ではありますが

これ、ただのだまし絵ブームとかではなく

シュルレアリスム第一宣言というものから始まった立派な思想的芸術運動のことです。



そのメンバーとなった者達を Surrealist 
と呼ぶんですね。


しかし、このシュルレアリスム宣言、いわば発端と言って良い人物の
アンドレ・ブルトン


この方は実は画家ではありません。



この方はもとは詩人。そしてシュルレアリム情報誌『シュルレアリム革命』の編集長となった方です。


活動中に色々な思想の対立や分岐があり、メンバーは変化していったシュルレアリスム運動ですが、芸術家として皆が真の超現実を追い求めていた部分には真実が詰まっているんだと
そう思います。



<シュルレアリスムの歴史>
 シュルレアリスムの歴史とその成り立ち概略を年代順に並べてみます。
[1919年] 
 アンドレ・ブルトン、フィリップ・スーポー、ルイ・アラゴンの3人が編集する雑誌「文学」創刊。この雑誌は、その名に反して既成の文学へのアンチの姿勢をもち、先ずは詩やエッセイなど文学の立場から新しい世界観を切り開こうとしていました。
 その後、地元フランスのフランシス・ピカビア Francis Pacabia(詩人、画家)、アントナン・アルトー Antonin Artaud(詩人、演出家、俳優)レーモン・クノー Raymond Queneau(小説家、映画にもなった「地下鉄のザジ」が有名)、ドイツからマックス・エルンスト Max Ernst(画家、彫刻家、詩人)、アメリカからやって来たマン・レイ Man Ray(写真家、画家、作家)、マルセル・デュシャン Marcel Duchamp(造形作家)、スペインからホアン・ミロ Joan Miro(画家、彫刻家)、ギリシャ人のジョルジオ・デ・キリコ Giorgio de Chirico(画家)などが参加。
[1924年] アンドレ・ブルトンが「シュルレアリスム宣言 - 溶ける魚」を発表。続いて機関誌「シュルレアリスム革命」創刊。さらにパリにシュルレアリスム研究所を開設。(所長にはアントナン・アルトーが就任)
[1925年] パリで最初の「シュルレアリスム展」開催。同年シュルレアリスム・グループと左派のグループ「クラルテ」が接近。その後、彼らは左派のグループとして政治的発言をするようになります。
[1926年] ベルギー人のルネ・マグリット Rene Magritte(画家)がグループに参加。
[1927年] アンドレ・ブルトンらのメンバーが共産党に入党。しかし、ブルトンはすぐに共産党に失望し脱退。その後、グループと共産党は微妙な関係となってゆく。
[1929年] スペインの画家サルバドール・ダリが参加。彼の絵画は後に最もシュルレアリスムをイメージさせる作品となり、世界中にその思想を広める重要な役割を果たすことになります。しかしその後、あまりにスキャンダラスな生き方やブルジョア的保守的なものの考え方、そしてファシストへの接近はメンバーから批判の対象となり、グループを除名されることになりました。
                                    世界を変えた前衛芸術運動の原点様より引用


上記に記載があるように、近代芸術の中でも特に異質な動き・人間的な核に迫った部分を
提唱していることが伺えます。




私達、Artlessについて。

 Artlessは芸術的なバンドというコンセプトがあり、とくに弊害には縛られることなく活動していきたいと思いますので、へんてこなものがお好きな方や綺麗な世界や情景音楽等がお好きな方であれば、ご満足頂ける可能性も高いと思うので、始動の際は是非一度観にいらして下さい。

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